出産に対してどんなイメージを持っていますか？

そう尋ねると、多くの女性からまず一番先に出てくる言葉は、「お産の痛みに耐えられる自信がない」「出産の痛みを想像すると怖い」という痛みに対するイメージ。
それは、どこで植えつけられたものでしょうか？
映画やドラマでの出産シーンや周囲の経験談などから、知らず知らずに「出産は苦しくて当たり前」という固定観念が出来上がっていませんか？
野生動物たちは鳴き叫ぶこともなく、医療介入もなく、まさに自然の営みに委ねて出産をします。激しく泣いたり、わめいたりして出産をするのは人間だけだと言われています。
でも中には、強い痛みを感じることなく、穏やかに落ち着いた出産を体験する女性もいます。
その違いはいったいなんなのでしょうか。
ヒプノバースでは、出産の際に感じる強い痛みの背景には、恐怖感や不安などネガティブな感情も強く関与していると考えています。
本来、健康な女性には「穏やかで落ち着いた出産ができる機能」が備わっていますが、出産に対して不安や恐怖などの恐れの感情が強いと、うまくその機能が働かないことがあるのです。
まずは出産に対してどんなイメージを持っているかを点検し、そこに恐れが張り付いている場合は、リリースするところからはじめましょう。

「自分には産む力があることを知り、自分の身体と赤ちゃんを信じること」それが穏やかな出産を実現できる最大の秘訣です。
妊娠中の身体は、着床したところから、お腹の中の赤ちゃんを自然に的確なタイミングで育んでくれますね。お母さんが頭で「今日はそろそろ手と足を作って、明日は臓器を作って……」なんて考える必要もなく、赤ちゃんはどんどん成長していき、時が満ちたときに子宮が動き出し、お産が始まっていきます。
つまり、自然に委ねていれば、身体はお産をパーフェクトにやってのけるんだ、と信じていて欲しいのです。

ヒプノバース講座のカリキュラムは多岐に渡っています。
行政や病院で行われている両親教室とは、また違う角度からお産について学んでいただきます。
心身の準備とケア、胎話法（おなかの赤ちゃんとのコミュニケーション法）、呼吸法、イメージング法など、穏やかな出産を迎えるために必要なメソッドを惜しみなくお伝えさせていただきます。
また、出産に立ち会うバースパートナーの担う役割も重要であると考えていますので、立会いに臨むパートナーの方への寄り添い方もしっかりとお教えいたします。
現在は、新型コロナウイルスの拡大の影響により、立ち合いや出産ができない施設が多いと思いますので、コロナ禍ならではの寄り添い方についても一緒に考え、それぞれのベストな在り方をみつめていきましょう。
12時間の講座をおふたりで受けていただくことによって、パートナーシップがさらに強まっていきますので、おふたりの素晴らしい絆のもとに新しい家族を迎えることができるでしょう。
※ただし、「立ち会える人がいない」という場合にもヒプノ赤ちゃんを学んでいただけます。多様な家族形態やご事情に合わせて進めさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
※受講料は、お二人様（妊婦+パートナー）での受講でも、お一人様（妊婦）での受講でも同一金額となっております。

[ 1日目 ]
○ ヒプノバースでお伝えしたいこと（理念）
○ 分娩中の子宮の動きと、恐れがもたらす身体への影響
○ 自律神経とお産の関係
○ エンドルフィンについて学ぶ
○ 妊婦の恐れ・心配に対する解放と夫婦間のコミュニケーション
○ 分娩中と自己催眠
○ 呼吸法（リラックス導入呼吸法、風船呼吸法）
○ 胎話の体験～おなかの赤ちゃんとお話する～

[ 2日目 ]
○ 心の法則（暗示のマネジメント）
○ 自己催眠への入り方
○ 出産立会人の役割
○ パートナーにしてもらうラヴィングマッサージ
○ 各ビジュアライゼーション技法の習得
○ アファメーション
○ 自我強化法の習得
○ 呼吸法（つるりん呼吸法）

[ 3日目 ]
○ セルフヒーリング（インナーチャイルドケア、聖母の祈り）
○ 父親、母親になるための精神的な準備（ヒプノペアレンティング）
○ 出産前育児で赤ちゃんとの絆づくり
○ 本物のバースプランを作る
○ 胎話法の実践

[ 4日目 ]
○ 特別な状況への対応方法
○ 自然な分娩開始を促す方法
○ お産の過程と心理～お産リハーサル～
○ これまでの総復習
○ フューチャーペーシング（未来の幸せな家庭を体験）

全12時間

体調やご都合を伺いながら、スケジュールを組み立ててまいります。
13週から34週までの間に全12時間の内容を学んでいただけることを推奨しております。