セラピストプロフィール: あなざわゆき

ヒプノセラピスト・未妊セラピープラクティショナー。
東京・山手線大塚駅近くのセラピールームを拠点に活動しております。
埼玉県朝霞市のメンタルクリニックでもヒプノセラピーを提供しております。
さまざまなお悩み、テーマのセラピーを行っていますが、中でも不妊治療中の女性のサポートを多く積んできました。

保有資格

  •  米国催眠士協会(National Guild of Hypnotists)認定ヒプノセラピスト
  •  米国催眠療法協会(American Board of Hypnotherapy)認定ヒプノセラピスト
  •  日本ホリスティックアカデミー
  • (前世療法プロフェッショナルコース/ 年齢退行プロフェッショナルコース修了)
  •  日本ヒプノ赤ちゃん協会認定 ヒプノ赤ちゃんプラクティショナー
  •  日本ヒプノ赤ちゃん協会認定 「未妊セラピー」プラクティショナー
  •  米国アルケミー催眠協会ソマティックヒーリング(体細胞療法)初級コース修了
  •  日本ヒプノセラピーアカデミーイシス認定ヒプノセラピスト
  •  一般社団法人グリーフサポート研究所 認定グリーフサポートバディ(認定番号 GSB046)
  •  JMET認定EFTプラクティショナー
  • ・JMET認定マトリックス・リインプリンティング プラクティショナー

活動理念

  • 自分らしさを全開にして、のびのび生きる人を増やしていく。
  • 世界平和は、ひとりひとりの内なる平和から。
  • すべての赤ちゃんが幸せな人生のスタートを切ってほしい。
  • 妊活うつ、産後うつを絶滅して、笑顔で子育てしている人を増やしていく。

<あなゆき物語>
表参道OLでした。

自立した女性になりたいと夢見て、女性の活躍が目立つクレジットカード企業に新卒入社し、以降19年間、新規商品開発や販売促進の仕事に従事しました。

29歳で結婚したのですが、ほぼ同時期に職場では大きなプロジェクトに関わることになり、一気に仕事量と責任が増しました。

結婚、引っ越し、新しい仕事と変化が重なる中で、仕事と家庭の両立を目指し、自分なりに頑張る日々を送っていました。

しかしながら、うまくチームリーダーの役割が果たせていない、上司の望む結果を出せていない、と自分を責めてばかりで、笑顔で振る舞う裏では心的ストレスがピークに達していました。

残業が多かったので、慢性的に身体的な疲れが取れず、ワークライフバランスが取れていないことも自覚していました。

業務にはやりがいを感じ、報酬も申し分ないにも関わらず、どこかでいつも「自分の居場所はここではない、他にやりたいことがあるはずだ」というような、内側からの乾いた心の叫びが上がってきているのもなんとなく感じていました。

働きながら心理学、カウンセリングを学ぶ

そんな中、会社の中でも鬱で休職する社員が増えていったことで、メンタルヘルスの重要性を強く感じるようになり、心理学を学び始めました。

産業カウンセラーの資格取得の際に、カール・ロジャーズの来談者中心療法に出逢い、
「人間は自ら成長し、自己実現しようとする力を持っている」という考え方に共感したのです。

周囲がなんとかしようと思わなくても、誰の中にも、答えがある。
悩み、迷っている私の中にも答えがある。
他者にも自分自身にも本来宿っている力と答えに委ねていくだけでいい。

「自分をもっと信じよう」と思うようになったことで、外側の情報や人間関係に振り回されることが少なくなっていきました。

また、ストレスや慢性的に疲れを感じていたのも、自分自身が作り出していたことに気付き、ストレス解消がうまくなったり、以前よりも楽な心持ちで仕事にも取り組めるようになっていったのです。

妊娠と出産が私を変えた

その後、自然な形で妊娠。
妊娠7ヵ月の時に、安心料のつもりで受けた胎児心エコー検査で、息子に重度の先天性心疾患が見つかり、成長に合わせて段階的な手術をしなければ助からないと宣告を受けました。

その時の医師からは、「出産までは安定しているはずだが、出産時にも命の危険がある。救命すること自体が難しいかもしれない」と言われました。

夫婦で相談し、できうる限り最善を尽くして赤ちゃんを迎えようと決めたのです。
当時、最高技術を誇っていたドクターに治療をお願いするため、地方の国立病院まで母体搬送をして、見ず知らずの土地で出産を迎えました。

生まれてすぐに手術を受け、無事に救命できた息子は本当に強いエネルギーを放っていました。
私も親として、小さな命に向き合う日々が始まります。

長期入院や過酷な治療を乗り越え、逞しく成長していく息子と共に歩むうちに、私の人生観や精神世界はどんどん変化していきました。

命を繋いでいく治療が続く綱渡りな日々の中であっても、命の尊さや生かされていることへの感謝の気持ちが湧き上がってきます。そして逆に息子の笑顔や成長からいつも励まされていました。
不安や心配もありましたが、それ以上に母でいられることの喜びに溢れた日々でした。

息子は、元気に保育園にも通うことができるようになり、私もフルタイムで職場復帰を果たしていましたが、最後の手術後、体調を崩し6歳の人生を終えました。

喪失体験のその先に


私にとって、子どもを亡くすということは、人生最大の大きな経験だったと思います。
自分自身の一部を失ったような感覚で、深い喪失感と悲しみ、無力感に襲われました。
残された私が、この先も人生を前向きに歩むためには、この別れの意味をしっかりと紐解き、また魂としては息子が存在してくれていることを確かめる必要があると感じました。

そこで、ヒプノセラピーの手法のひとつである、グリーフセラピーを宮崎ますみさんのもとで受けることにしました。

グリーフセラピーは潜在意識下の中で、亡くなった大切な存在と対話をしていくことが出来ます。
私はこのグリーフセラピーを受けたことで、肉体がなくなった今でも、息子は存在しているということを実感として得ることが出来ました。
それは大きな慰めであり、癒しであり、希望になりました。

ヒプノセラピーもまた、すべての答はクライアントの中にあると考え、内的世界を最大限に尊重します。
潜在意識と繋がることで、一見不幸に思える出来事や自責の念を募らせるようなことも、別の角度から見つめることができ、深い納得に落とし込むことが出来ました。

ヒプノセラピストとして活動をはじめる

ヒプノセラピーは、心と魂と身体の調和を得るための素晴らしい心理療法だと感じ、1年間かけてヒプノセラピーの学びを深め、ヒプノセラピストとして活動を始めました

活動スタート後、前世療法や年齢退行療法だけでなく、催眠を用いた自然出産法「ヒプノ赤ちゃん講座」や赤ちゃんを授かりたい方のための「未妊セラピー」のご依頼を受けるようになり、妊娠・出産にまつわるライフステージをテーマとしたセラピスト経験を積ませていただきました。

その中でも特に過去に流産や堕胎、死産を経験されている方は、妊娠・出産に対して恐怖感が強く、そのグリーフが次への妊娠や安産の妨げに繋がる恐れがあることも分かってきました。

グリーフを個人の体験に基づく知識に留めることなく、体系的に学ぶ必要があると感じ、橋爪謙一郎先生のもとでジーエスアイ認定グリーフサポートバディの資格も取得しました。

ご本人が今の苦しみの根っこにグリーフが絡んでいることを自覚されていないことはとても多いのです。
なので援助する側が、グリーフサポートの視点を持ちながら寄り添うことが出来るかどうかはとても重要だと感じております。

2016年からはあさか心のクリニックのカウンセリングルームでもセラピーをさせていただくようになり、通院されている患者様への施療も行っております。

最近では、メンタル不全で休職されている方や不安症、睡眠障害や摂食障害をお持ちの方などのセラピーも増えてまいりました。
会社員経験を生かし、職場の人間関係、仕事上の悩みに対しても得意分野として担当させていただいております。

また、EFT(エモーショナル・フリーダム・テクニック)やマトリックス・リインプリンティングというタッピングセラピーのプラクティショナー資格も得て、各種のセラピーツールを組み合わせながら、クライアントさんの個々のお悩みや状態に合わせてセラピーをさせていただくことも始めました。

人の心の世界はとても複雑です。
じっくりと一緒に取り組ませていただきたいと思っていますので、ずっと続いている生きづらさの解消、悪習慣や恐怖症の改善、人間関係の改善など、向き合いたいテーマがはっきりとある場合には、効果を高めるために、複数回セラピーを受けていただくことがお勧めです。
心の癒しの旅を、伴走させていただけたら嬉しく思います。

人生ドラマの中で抱えてきたネガティブな感情や思いを手放し、自信、自己肯定感を高め、本来のご自身らしさを発揮しながら、生き生きと人生を楽しんでいける方が増えることを願っています。