おなかの赤ちゃんと話してから出産に臨んだらびっくりするほどスムーズだった。

妊娠中におなかの赤ちゃんとイメージの中で深く繋がり、コミュニケーションをとっていくことを「胎話」と呼んでいます。

先日、胎話セラピーをさせていただいた方から、無事にとても素敵なお産になったというご報告をいただきました。
波動(陣痛)が来てから僅か3時間で出産という、助産師さん達もびっくりするくらいに、とてもスムーズな流れで進んだそうです。

今日は実際の体験談をもとに、出産時の不安や恐怖という気持ちから離れることの大切さについて書いていきたいと思います。

この女性は、お一人目の時に医師から早産の危険性を指摘され、張り止めの点滴を継続しなければならなくなり、妊娠期間のほとんどを入院して完全安静の状態で過ごされた経験をお持ちです。

また、大病院で重症度の高いお子さんのケアにあたる看護師経験も持つ方なので、出産リスクに触れる機会が多く、これまでの経験から「出産というものは何があるか分からない」と恐怖心を抱いていました。

第一子は帝王切開で計画出産となりましたが、今回の出産では、帝王切開後の経腟分娩、いわゆるVVACでのお産にチャレンジできるかもしれないということでした。

医師からは、
「予定日までに自然に波動(陣痛)が起きれば、経腟分娩が出来るかもしれない。
ただし、帝王切開後からの経膣分娩は、子宮破裂のリスクがある為に陣痛促進剤を使えない。
あとはお産を長引かせる事も良くないので、早めに進んでくれる方が良い」と言われていたそうです。 

要は自然にお産が始まり、薬の助けを遣わず自力でスムーズに産めるのだったら、経腟でいきましょう。状況によっては安全のために帝王切開に切り替えますよ、ということです。 

お二人目とはいえ、経腟分娩は初めてのチャレンジです。
そして、信頼していた主治医の先生が辞められたことや、コロナで立ち合いができないこと、これまでに遭遇した出産にまつわるネガティブな情報など、さまざまなことが重くのしかかり、女性は不安や恐怖が強いとおっしゃっていました。

出産に対する不安や恐怖というのは、自分の身に何か起きるかもしれないというものだけでなく、おなかの赤ちゃんの安全を守れなかったらどうしよう、という母性の強さからも高まっているはずです。

こういう時には、おなかの赤ちゃんと繋がるのが一番です。(と私は思っています)

胎話のセラピーで現れた赤ちゃんはとても力強く、何も心配していませんでした。
「大丈夫、大丈夫」
ママを安心させようと必死でした。

「おなかの中はとっても居心地がいいよ。
ママはいつも優しくて面白くて、大好き。パパのことは、かっこいいなって思ってる。
ママと一緒にいられるここ(子宮)を離れるのは寂しいけれど、早くお兄ちゃんにも会いたいんだ。
お兄ちゃんとはお空の世界で一緒だったの。ぼくが生まれたら、頭をなでなでしてあげるね、って言ってくれていたんだ。
だからお兄ちゃんはぼくのことを待っていると思う。
自分が出ていく決心がついた時に一番ベストな方法で出ていくから、何も心配しないで待っていてね」と。 

セラピーで赤ちゃんの魂と繋がるといつも思うのですが、胎児はパワフルな生命力の塊です。
まったくもって無力な存在なんかではないのですよね。
堂々としていて、本気でママを助けたいとか、パパを喜ばせたいと思っている子も多いのです。

私からは、出産の時にはとにかくリラックスして身体の力を抜いて、深い呼吸をしていることが大切なんだということをお話しさせていただきました。

バラの花を咲かせようと無理やりこじあけても、決して咲いてはくれない。
でもある朝、ふと目をやると勝手に花びらが全開になっているんです。
バラは、自分が開いていくタイミングを知っていて、内なる躍動をもって、しかるべき時に開花する。
美しく咲く方法は、バラ自身がよく分かっている。
お産も同じで、母体と赤ちゃんにお任せして、自然に開いていくのを待っていてくださいね、と。

(友人の写真家、本多晁子さんの作品です)

 

それから10日後のこと。
無事に経腟分娩で男の子をご出産されたという嬉しいLINEが届きました。
しかも、胎話の後から、不思議と不安や恐怖が全然湧いてこなくなったそうで、実際の分娩の時も、深い呼吸で陣痛の波に乗っていたら、あっという間に子宮口が全開になっていったそうです。

ご承諾をいただきましたので、その喜びのお声をご紹介させていただきますね!

今朝、無事に男の子を出産しました☺️
赤ちゃんを見た時、胎話で出てきた赤ちゃんと同じイメージで、「あぁ、やっぱり!」と思いました。

出産は、陣痛から子宮口全開までがすごくすごくスムーズに行きました。

夜中の3時位から陣痛が強くなって、あなざわさんの言葉や胎話の内容、ラインの文章を何度も何度も読み返して呼吸で痛みを逃しました。
その時はまだ大丈夫!と思える程の痛みでした。

助産師さんも、あまり痛がって無いしまだまだだと思うよ〜と軽い気持ちで内診してくれたのですが、まさかの子宮口全開していて、「大変だー」と急いで分娩室に運ばれました笑

「もしかしてすっごく痛かったんじゃない?」って言われました。
私は2回目の出産とは言え、経膣分娩は初めてなので、陣痛から子宮口全開まで1時間って、とても短いみたいです。

そこから2時間位で産まれて来てくれたので、トータル3時間位の超安産と言われました。

あと、出産までに恐怖が全く無かったです!
予定日が近づくと、出産が怖い、不安……と思う方もおられますよね。

私は本当にまーったくそれがありませんでした。
あなざわさんの、「自然に身を任せる」という言葉がずっと頭にあったので、そういった思いは無かったんだと思います。

陣痛が来た時も、あとは流れに身を任せよう!と思えたので、全く恐怖や不安なく出産をスタート出来ました。
すごくすごく感謝しています。

今思えばどうしてあんなに楽観的でいられたんだろうと思える程です。

お腹の赤ちゃんと胎話させて貰い、パワーを信じる事が出来た事、あなざわさんから出産は怖くないと伝えていただけたお陰だと思います。

出産前日に友人と会っていて、いつ陣痛が来るか不安でドキドキするよね〜と言われた時に、そういえば全くそんな気持ち無いな…と気付いたんです。
それって皆がそういう訳じゃ無いんだなって思いました。

ただ、あまりにも覚悟が無かったせいか、子宮口が全開して赤ちゃんが出てくる時の痛みにビックリして、最後の方はどうなる事かと思いましたが…笑
でも、不安が強かったらもっと痛みを強く感じていたんだと思います。

そして、やっぱり帝王切開でも経膣分娩でも素敵なお産に変わりはないと思えた事、あなざわさんもそう伝えてくれましたし、お腹の赤ちゃんが決める事だと信じる事が出来たので、出産方法にこだわりを持たずにいけた事も良かったと思います。

リラックスして、赤ちゃんと一体となって出産という旅をしっかり味わっていらっしゃったのがとても伝わってきます。

本当におめでとうございます。
赤ちゃんの健やかなご成長を心からお祈りしています。
 



胎話の良さについて

どんなに医療が発達しても、出産は命をかけて臨むものだと思いますし、ひとつとして同じお産はないのだから、何回目の出産であろうと不安や恐怖は湧いてくると思います。
それは至極当然な反応ですが、不安や恐怖が強いと、過緊張に繋がり、せっかく備わっている出産する力を弱めてしまいます。

信頼できる施設や医療従事者に託していくということももちろん安心に繋がりますが、一方で主体的な姿勢を持って出産に臨むことも、不安や恐怖に飲み込まれないコツなのではないかと私は考えています。

’’湧いてくるネガティブな感情をどうやって上手に扱ってあげるのか’’
’’身体の緊張をとって、リラックスモードにどうやって戻してあげるのか’’
というセルフマネジメントです。

愛と安心に繋がって出産に臨むために、お勧めなのが今日ご紹介した胎話法です。

赤ちゃんからのメッセージを聞き、またこちらからも赤ちゃんに愛を送っていくことで、生命の躍動感に触れていくことができます。
胎話を続けながら妊娠生活を送ることは、お母さんに精神的安定と自信をもたらしてくれるなど、恩恵が大きいと思っています。
もちろんおなかの赤ちゃんにも愛のエネルギーが届いていきますので、胎児の成長発達にも良い効果が期待できます。
 

私が行っているヒプノバース講座では、妊婦さんとパートナーに胎話のやり方をお伝えしています。
ご興味を持った方は、ヒプノバース講座の説明会(オンライン・無料)がありますので、ぜひいらしてくださいね。

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